ウミネコ

たくさんいたはずの動植物がいつの間にか減ってしまっていたり、少なかったはずのものがいつの間にか増えすぎてしまっていたり、ひとつの動植物を保護すれば別の動植物が減ってしまうこともあり、生態系のバランスとは難しいものです。

動物でも植物でも、全ての生きる者たちにとって、どうすることが正しいのかなんて難しいことは私にはわかりませんが、どんな生物も必死で生きているわけだから、数の増減は仕方のないことで、どうすることもできないのかもしれませんね・・・。

なんだか辛気臭くなってしまったのは、きっと、海辺で見られてわりと身近にいたように思う「ウミネコ」が、北海道が昨年改訂した「北海道レッドリスト(鳥類編)」で「準絶滅危惧種」に指定されたからかもしれません。
“準”とはいえ、やっぱり新たに絶滅危惧種に指定されるのは“なんだかなぁ・・・”っていう気分になってしまいますね^^;

気を取り直して、ウミネコについてご紹介していきましょう。
「ウミネコ(海猫・Larus crassirostris)」は、チドリ目カモメ科カモメ属に分類される鳥類で、和名は鳴き声がネコに似ていることに由来しているのだとか。と言うことはですよ、かわいい鳴き声なんです( ´艸`)
ウミネコ

日本では周年生息していますが、北海道や本州北部で繁殖する個体群は、冬になると多くの個体が南下していきます。
魚類、両生類、昆虫、動物の死骸などわりとなんでも食べるし、他の鳥類が捕らえた獲物を奪うなんて事もしたりと、たくましいこともしています。

ちょっとおもしろいのが、小魚などを巣に運んでいるときに吐き出してしまうことがあるとかないとか・・・。
なので小魚が路上に散乱しいてるという不思議な光景が出来上がって、初めて見る人はビックリしてしまうかも( ´艸`)

準絶滅危惧種に指定されるくらい数が減ってしまった詳しい理由はわかっていないのですが、ワシが増えていることに関係しているのではないかと言われています。
それに、集団繁殖地をつくって卵を産んで繁殖をするのですが、大きな集団繁殖地がある利尻島以外ではその数が減少傾向にあり、“エサ不足”や“野生化したネコなどの捕食”も原因ではないかと言われています。
自然界はやっぱり弱肉強食で、強いものがエサにありついて生き残っていくということなんでしょうかね^^;

これは個人的な考えなんだけど、地震や台風、豪雨などの災害で、崩れたり流されたりして自然が壊れていっているのも原因となっているのかな?最近は自然災害が多くて、地球自体が大丈夫なのかなって不安にもなってしまいます^^;

少し話しがそれてしまいましたが、ひとつ言えるのは、“絶滅しないでほしい”ってことですね。