石狩西部のエゾヒグマ

エゾヒグマは、ネコ目(食肉目)クマ科クマ亜科クマ属に分類されるヒグマの亜種で、北海道に生息するクマです。日本に生息する陸上動物としては最大の動物になります。
北海道の森林および原野に分布し、夏季から秋季にかけての時期は、中山帯と高山帯にも活動領域を広げています。江戸時代末期から明治時代初期にかけては、人が多い地域を除けば、北海道全域が生息域であったようです。
大きさはオスとメスとで異なり、オスの方が大きいのが特徴です。
【体長】オス約1.9 ~ 2.3m、メス約1.6 ~ 1.8m。

【体重】オス約120 ~ 250kg、メス約150 ~160kg。

【毛色】褐色から黒色まで個体により様々で、色合いごとに名称が付けられています。夏毛は刺毛で構成され、冬毛は刺毛と綿毛で構成されています。
「金毛」・・・黄褐色系の個体
「銀毛」・・・白色系の個体
「月の輪」・・・頸部や前胸部に長方形様の白色がある個体

【行動】発情期と子育て期以外は単独行動。

【活動期間】春から晩秋・初冬にかけての期間。餌となる植物を得られない残雪や積雪の多い地域にはおらず、植物を採食できる地域に移動します。

【繁殖】発情期は初夏から夏にかけての期間。妊娠期間は約8ヶ月間で、翌年の越冬期間中に巣穴で出産します。産仔数は1 ~ 3頭で、子育てはメスだけで行います。
越冬期間中に出産と母乳による子育てをするため、春になって巣穴から出る頃には、母グマの体重は約30%減少しています。

【新生子】視力や歯などがなく、生後6週目に聴力を得て、7週目に視力を得ます。生後4ヶ月で乳歯が生え、母グマと同じものを食べるようになります。
1 ~ 2歳になると親離れをし、4 ~ 5歳で繁殖できるようになります。
「ビャー」「ピャー」「ギャー」などと鳴き声を発します。

【冬籠り】巣穴に籠る時期は晩秋から初冬にかけての期間。他の個体が前回の越冬に使用した穴を使用することもありますが、基本山の斜面に横穴を掘ります。

【食性】木の実魚類節足動物エゾシカ農作物哺乳類など非常に多様性に富んだ雑食性。

【鳴き声】相手を威嚇する時に「ウオー」「グオー」「フー」などの鳴き声を発声。鳴き声以外にも歯を鳴らしたり、足で地面を擦るなどして威嚇します。

【寿命】メスで最高30歳前後、雄は25~28歳。

生息域の縮小と環境の悪化、過剰な捕殺が衰退をまねき、エゾヒグマの将来は明るいものではありません。
街におりてきたクマに襲われると言う被害も少なくありませんが、本来クマが居るべき場所で生きていける為に、何が大切で何が必要かを、私たち人間がもっと考える必要があります。
この青い地球で、ともに生きて行けるために・・・

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